それにしてもなぜ狩猟民族なんだろう?

なぜ欧米人が(牧畜民族ならまだしも)狩猟民族と言われるのか?欧米人が自身をそう定義しているのか?日本人がそう定義しているのか?どっち?


よくわからんけど、日本人が定義してるっぽい。で、そう言われる原因は何?


当たってるかはわからないけれど、つい連想してしまうのはこれ。

蝦夷の生活を同時代人が正面から語った説明としては、659年(斉明天皇5年)の遣唐使と唐の高宗の 問答が日本書紀にある。それによると、日本に毎年入朝してくる熟蝦夷(にきえみし。おとなしい蝦夷)が最も近く、麁蝦夷(あらえみし。荒々しい蝦夷)がそれより遠く、最遠方に都加留(つがる)があった。この使者の説明では、蝦夷穀物を食べず、家を建てず、樹の下に住んでいた。しかしこのような生活は史料にみえる他の記述とも現在の考古学的知見とも矛盾し、蝦夷を野蛮人と誇張するための嘘と思われる。

蝦夷 - Wikipedia

天子「その国には五穀があるのか」。使人「ありません。肉食によって生活します」と。

(『全現代語訳 日本書紀宇治谷孟 講談社


考古学的知見とはこれか?

1981年に発見された。もともとこのあたりから弥生式土器が出土しており、1982年(昭和57年)から翌83年の発掘調査により畔で区画された水田跡が検出され、それまで東北地方北部における弥生時代水田稲作は否定的であったが、津軽平野のみであるが稲作をはじめとする弥生文化が受容されていた可能性が濃くなった。
また、遺跡から北西20キロ地点に位置する青森県弘前市で発見された砂沢遺跡においても弥生前期末の水田跡と水田稲作と関係する遠賀川式土器が確認されており、稲作文化の北限と位置づけられている。

垂柳遺跡 - Wikipedia


実際には農耕をしていたのに関わらず、事実と異なることを記録しているのは、穀物を食べない野蛮人という観念があったからだろうか?そして、そういう観念が現在まで続いているのだろうか…