夫婦別氏(その2)

夫婦別氏については、つい最近書いたのだが、

「夫婦同姓」は109年前、1898年に強制的に始まった「キリスト教国かぶれ」な底の浅い制度であり、日本古来の伝統とは無関係である。「夫婦別姓」は日本古来の伝統である。我々は伝統に回帰すべきである。

2009-09-10 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
という記事が目に入ったので。


前に書いたように、明治9年太政官指令で夫婦別氏が制定された。しかし、明治31年に(旧)民法が成立し、その時に夫婦同氏となった。というと、旧来の慣行は夫婦別氏であったのを、夫婦同氏に改めたかのように見えてしまうけれど、実際のところは、太政官指令は庶民の実態に合わないと苦情が出ていたのであった。


というようなことが、
夫婦別姓旧慣習説に根拠はない−− 感想 後藤みち子『戦国を生きた公家の妻たち』その1: 川西正彦の公共政策研究
に書いてある。


俺は夫婦別姓については、どっちでもいいと思ってるんだけれど、歴史的事実に関しては、何が正しいのか見極めなくてはならないと思ってるんで。


夫婦別氏 - 国家鮟鱇