近世の庶民は天皇を知らなかったor知っていたということを証明するにはどうすればいいのか?

さて小林よしのり氏が、「新ゴーマニズム宣言」で、私の『天皇論』に対する批判に答えて下さっている。これまで、誰を批判してもたいていは無視黙殺されてきた私としては、小林氏の誠意に感謝するばかりである。

猫を償うに猫をもってせよ


俺は「知っていた」派です。もちろん何を「知っていた」という問題があるけれど、庶民に天皇の政治的な位置づけとかの知識はなかったかもしれないけれど、少なくとも京に天子様という尊い方がおられるくらいの認識はあっただろうと思います。


しかし、それをどう証明したら良いのかとなると途方にくれてしまう。逆に知らなかったということをどう証明すれば良いのかもわからない。あと結構重要な問題だと思うのに、学術的にどういう見解があるのかもわからない。要するに基本的なことがわからない。単に「常識的に考えて知っていたはずだ」という素人考えにすぎない。でも他の人が言っていることもそれと五十歩百歩にすぎないとも思う。