サヨクが池田信夫を嫌うのはわかる。新自由主義的なことを言っているんだから。
ただ、よくわからないのがサヨクがインフレターゲット政策を支持しているらしいこと。いや、本当にそうなのかは知らない。でも俺のよく見るブログでは支持してる人が多い。ここがどういう仕組みでそうなってるのかがよくわからない。
池田信夫が嫌い→池田信夫がインフレターゲットを批判している→インフレターゲットを支持する
ってことなんだろうか?
⇒デフレFAQ - 池田信夫 blog
⇒デフレについての補足* - 池田信夫 blog
⇒アゴラ : 成長戦略の中心は中国とのポジショニングだ - 池田信夫
要はインフレターゲット政策は無意味。不況の原因は潜在GDPの低下であり、不況脱出のためには徹底した貿易・資本自由化や法人税の引き下げとかが必要だってことでしょう。で、サヨクは、「徹底した貿易・資本自由化や法人税の引き下げ」に反対なんでしょう。
で、それへの対抗言論としては、ケインズ型の公共投資政策だとか、国家が主導する産業政策だとか、保護主義とかがありそうに思うんですよね。それが普通なんじゃないですかね。何でインフレターゲット論支持になるのかがよくわからない。インフレターゲット論はある意味で左翼的な考え方だとは思うけれど、現在の左翼の思想と結びつくとも思えない。不思議。
思いつくのはインフレで損をするのは資産を持っている金持ちで、貧乏人は相対的に被害が少ないって理屈なんだけれど、そういうことなんだろか?