NO文化人

我ながらくだらないダジャレ。


脳文化人: 大竹文雄のブログ
これはこれでその通りだと思うんですけどね。しかし、「まとも」な神経科学者ができることは、その分野に限られるでしょう。でも、近頃の脳文化人は、他分野での活躍が著しいですからね。


「脳文化人」という「肩書き」を獲得して文化人の仲間入りして、専門外のことにまであれこれと言及する。別に言及したって構わないっていえば構わないかもしれないけれど、「文化人」という肩書きが、それが信用できるものであるかのような効果を発揮している。


ましてや、それを別の「文化人」たとえば社会学者などが紹介すると、素人が言えば見向きもされないような陰謀論でも、なんかそれなりに価値のあるもののように見えてきたりして。


たとえばこれとか。


もうこうなったら「科学」とかあまり関係ないでしょう。自分が気に入った発言については「あの人いいこと言ってる」って感じ。もはやスピリチュアル・カウンセラーと大して違いはありませんわな。


これってどうなの?確かに一般的に言えば、ある分野で一流の人間は他分野についても鋭い視点を持っているなんてことはあるように思える(野村元監督とか)。けど、マスコミ等で乱用されている感もあり、「肩書き」の効力が過大評価されているってことがあると思う。これが日本だけの現象なのかわからないけど。