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⇒「平均」の意味うんぬん - 情報の海の漂流者
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第1ステージ1-1(2)
(2) 100人の生徒全員の身長をたすと、163.5cm x 100 =16350cm になる。
に対し、
ここで間違えた人は本当に数学ができない人だったのだろうか?
とのことだけれど、日本経済新聞によれば、
小6で学ぶ平均の定義と性質を尋ねた問題の正答率は76%。入試難易度別では、旧帝大など国立の最難関大が94.8%に対し私立で偏差値50以下の大学は51.2〜56.0%と差が開いた。
第1ステージ1-1の旧帝大など国立の最難関大(国S)の正答率が94.8%であることを考慮すれば、悪問だから間違えたということではないと思われ。
どこにも四捨五入したとか切り捨てたとか書いてない以上平均が163.5cmピッタリになったと考えるべきと思われ。
※ 読売の記事に
⇒「平均」の意味、大学生の24%が理解せず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
とあるように「大学全入時代の到来で入試の難易度が下がった」ことが影響しているように思われ、これだけでいわゆる「ゆとり世代」の学力が低下しているのかは判断できかねるわけで、そこを誤解している人が多々いるように見受けられるわけで、
(追記2/27)
⇒マジメな子ほどひっかかりそうな「大学生数学基本調査 調査票」の設問 - あらきけいすけの雑記帳
問題文にご丁寧に「163.5 cm×100 = 16350 cm」と記述されている以上、少なくとも国公立偏差値最上位レベル大学の理系の学生でこれに×を付けない学生がいたら、そっちの方が大問題だろうと思う。
あらき先生におかれましては、この問題に正答しちゃう方が問題だということですね。「旧帝大など国立の最難関大が94.8%」の正答率なんですけどね(ついでに理工系全体の正答率は82.0%)。マスコミが考えている以上にあらき先生におかれましては現在の大学生のレベルは大問題だと考えられているということでよろしいんでしょうかね。