結局のところ静葉氏のツイートが的外れで無かった件

希有馬氏の生活保護に関する銀英伝ネタの冗談とそれに対する反応 - Togetter

やはり生活保護は悪だな。救国軍事同盟は間違っていなかった! さて、次の選挙はドワイト・グリーンヒル大将に……
KEUMAYA 2012/06/17 21:56:54

という希有馬氏のツイートに対し、静葉氏は

私は生活保護を実際に受給している仕事ができない病人ですけれど、悪なんですね私って。 RT @KEUMAYA やはり生活保護は悪だな。救国軍事同盟は間違っていなかった! さて、次の選挙はドワイト・グリーンヒル大将に……
shizuhachan 2012/06/17 21:58:32

とRTした。


で、希有馬氏のツイートの真意は

@shizuhachan 救国軍事同盟は極端な意見で国を支配し、その結果大きな悲劇を巻き起こしてしまう団体なのです。銀英伝は我々の世代では一番売れたラノベであり、つい「分かっているのは当然」という態度になってしまいました。自分のよくないところです。反省しております。
KEUMAYA 2012/06/18 10:13:18

@shizuhachan 私の書き込みの本意は「生活保護は悪などと言っていると、救国軍事同盟みたいになるぞ!」という意図です。だから、まったく逆なのです。
KEUMAYA 2012/06/18 10:14:54

というものであった。


これは、どういうことかというと、「生活保護は悪」と考えている人が、福祉を削減する政策を主張している「救国軍事同盟」を支持すると、生活保護が廃止されるだけではなく、「大きな悲劇を巻き起こしてしまう」という「生活保護は悪」と考えている人にとっても望まない事態が起きるということを意味していると考えて間違いないでしょう。


生活保護は悪」と考えている人にとっては生活保護が廃止されることは「望ましいこと」であり、「生活保護は悪などといっていると、生活保護が廃止されてしまうよ」では皮肉にも何にもならない。それ以上の事態になるということになって初めて皮肉が成立する。


一方、「生活保護は悪」と考えていない人にとっては、生活保護が廃止される時点で既に望ましくない事態になっているのであり、「大きな悲劇を巻き起こしてしまう」以前の問題だ。


つまり、希有馬氏の最初のツイートだけでは、生活保護の廃止だけならいいのだが」というニュアンスが含まれていると解釈されても仕方がない。


結局のところ、希有馬氏が「生活保護は悪」と考えているか否かは、

@shizuhachan togetterのコメントを読み、自分の態度を反省いたしました。本編を読んでいれば、自分が「生活保護は悪ではない」と分かるはず、という思い込みがあったのは事実です。申し訳ないです。

というツイートによって、そう考えていないことが初めて判明するわけだ。


(ただし、上に書いた理由により『本編を読んでいれば、自分が「生活保護は悪ではない」と分かるはず』というのは、そうはならないのである。たとえ真意がわかったとしても「生活保護は悪だと思っていても、それを主張する団体を支持してはいけない」ということがわかるのみである)


したがって、静葉氏のRTは銀英伝を知っていようがいまいが関係なく、的外れではなかったのである。