お気の毒だとは思うが

「人命救助して罰金1万8000円」を神奈川県警に聞いてみた : この世に家がある限り

神奈川県苦情センターの窓口と話をしたそうである。
そして、私が危惧していた通りのことが起こった。
はっきり、言われたそうである。
「理由はともあれ、放置したあなたが悪いから、払え。
文句があるなら。裁判で戦いましょう」

これは正論ではなかろうか?裁判こそが白黒決着をつけるものである。


しかし、実際のところは裁判をやるには金と時間がかかる。結果として泣き寝入りになる。


俺の大家とのトラブルも泣き寝入りである(向こうはそう考えてないどころか自分が泣き寝入りしたと思っているんだろうが…)


残念ながら自分が正しいと思うことは裁判で決着をつけるか、泣き寝入りをするかの二者択一である。


普段の生活ではそういう選択を考える場面に遭遇することは滅多に無い。だが法治国家ではそれが現実だ。


(裁量を問題にしているようだけれど、裁判無しで決着つけるにはそれこそ水戸黄門のような裁量をする人が必要になるだろう)


民間企業だと評判を恐れて裁判になる前に和解することもあるだろう。しかし役所相手だとそうはいかない。誤りを認めていないのならたとえ10円でも返却しないだろう。金の問題ではないからだ。返却するには「正当な理由」がなければならない。


警察官が個人的に「ミスっちゃったかな?」と思ったとしても、それをちゃんと納得のいく形で説明できなければならない。それができなければ、それはそれで問題になるだろう。


「被害者」にとっては知ったこっちゃない話だが、役所とはそういうものだし、そうでなければまずいという側面もあるのではないだろうか。