暑さで脳がとろけそう

クルーグマンさん、何を仰います?: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

クルーグマンの新著『さっさと不況を終わらせろ』について、池田信夫氏が「りふれは」を皮肉った論評をしているのを、さらにまた「ニュースの社会科学的な裏側」さんが論評しています。この三重構造がなかなか面白い。

そこにhamachan先生を加えて四重構造の出来上がり。


「ニュースの社会科学的な裏側」の記事をみると、まるで「増税」を隠蔽することで池田氏に都合の良いようにクルーグマンの主張を改竄しているかのように受け取れるけれど、池田氏クルーグマンが「正論」を主張していると言ってるわけじゃないですよね。


「いまだに彼をリフレの元祖として崇拝する向き」に対してクルーグマンはこういう主張をしているよって言ってるんですよね。


そういう文脈ではクルーグマンの「増税しろ」という主張を池田氏が隠蔽する動機がありませんよね。池田氏は自分の主張とクルーグマンの主張が同じだということを言いたいわけじゃないんですからね。

なんだか頭が混乱しそうですが、

いや、俺の頭は混乱どころか溶解しそうです。


しかしhamachan先生の言ってることもわかりにくい。この件に関しては池田氏悪くないですよね。hamachan先生と池田氏の関係を知ってると、何かここでも池田氏批判しているような感じがしてしまう。多分そうじゃないんだろうけれど…


ところで「ニュースの社会科学的な裏側」の記事は非常に奇妙に思えるけれど、なぜ「増税」にこだわっているのかといえば、おそらくは、米国ではそれが有効だけれど日本は違うという理屈が働いているんじゃなかろうか?すなわちクルーグマンは米国について述べたのであって、日本については別の処方箋を提示するだろうという考えがあるのではなかろうか?あくまで推測だけど。


(追記)
やっぱりよくわからん。「増税」をスルーすることは「リフレ派」批判として適切ではないという意味じゃなくて、増税して財政支出を増やすことは効果があるということを言ってるのだろうか。でもそれなら誤読というよりも意見の違いだと思うけれど。