これは誰のことをいっているのだろう?

しかし、謎は残る。なぜ麻生はよしこちゃんたちを牽制したのか。当のブログ主は、麻生は改憲の可能性が非常に低く、現実的ではないと考えているからだ、としているが、これはテキスト内に直接的根拠は無く、推論に過ぎない。

麻生の「真意」と歴史事実認識について - 大惨事!過下郎日記


少なくとも俺ではない。なぜなら俺は

こんな発言をした背景は、麻生氏が何としても憲法改正を成し遂げたいのに邪魔されるからではなく、憲法改正が現実味を帯びてきたからだ。憲法改正を実現したいという段階ではなく、憲法改正が実現する可能性が高い状態において、その先を考えての発言だ。

「麻生太郎のナチス発言を国語の受験問題的に分析してみる」とやら - 国家鮟鱇
と書いているからだ。


つまり、麻生氏は改憲を望んでおり、かつ「改憲の可能性が非常に高い」という認識において、憲法改正後における運用が上手くいくためには、改憲論議を冷静にしなければならないということだ。


ワイマール憲法を持ち出したのは「良い憲法であっても運用によって悪いことになってしまうかもしれない」ということの例示であって、「(麻生氏にとっての)良い憲法」である改正後の新憲法が、麻生氏の思惑とは異なった運用をされることを憂えているのである。ぶっちゃけていえば改憲論議が熱狂の渦に巻き込まれることによって極端な右翼が憲法改正を支持する穏健派を飲み込んで台頭することを恐れているということでしょう。