「お金は本当に人を変える」のか?

左派も、金持ちになれば右派に転向:研究結果


富の再分配を支持していた人が金持ちになると支持しなくなるという研究結果。面白い。


しかし、これは本当に人が変わったと言えるのだろうか?「貧しい人達にお金を」から「貧しい人達を救う必要がない」に考えが変わったのならそうだろう。


だが、元々が「貧しい人達にお金を回せ」ではなく「貧しい俺に金を回せ」であり、既に十分な金を持ち、今度は払う番になった時にそれを拒むという話であったとしたら、人が変わったのではなくてずっと一貫していることになるだろう。


とすれば、これは金持ちになった場合だけではなく、負担だけが増えて恩恵は変わらないもしくは減るという状態のとき(すなわち少子高齢化の日本のようなケース)では中間層でもそういう「変化」が起こるだろうということが予想されるわけだ。