タイムマシンで江戸時代に行ったら、実際、「かさかしげ」(?)をやってる人はいるだろう。というか、江戸に限らず、それなりの知能があれば、雨の日には誰でもやること。【江戸しぐさ】文部科学省の道徳教科書が「トンデモ本大賞2015」を受賞 http://t.co/zrlnnMqnAp
— 平野啓一郎 (@hiranok) 2015, 7月 27
一番目のブックマークコメントに
hokuto-hei どうやらこの人にとっての江戸時代の和傘というのは、洋傘のように窄めにくいものらしい。 http://blogos.com/article/102313/ 34 clicks
とある。リンク先には
和傘と洋傘の構造の違いを知っていれば、「傘かしげ」のおかしさにすぐ気づきます。和傘にはスプリングがついていませんから、洋傘のように一気に全開で固定されるのではなく、すぼめた状態に調整しやすいのです。
すぼめた状態にしやすいのですから、狭い路地で人がすれ違うにしても、傘を横に傾ける必要なんてありません。さらに言えば、江戸時代の家は土間が路地に面する構造です。雨の日に狭い路地で傘を不用意に傾ければ、人さまの家の土間に水をぶちまけることになります。そんな「傘かしげ」が、推奨されるべきマナーであるはずがありません。
⇒【著者インタビュー】虚偽で形づくられた「江戸しぐさ」の正体とは
とある。
2番めのブックマークコメントも
mobanama 洋傘の常識で蓑笠和傘の世界を語ってる?
というもの。
「江戸しぐさ」に対するツッコミに対するツッコミ。
ところで、そのツッコミに対するツッコミなんだけれど、「洋傘のように窄めにくいもの」とか「洋傘の常識」ってあるんだけれど、それって本当ですか?という、「江戸しぐさ」に対するツッコミに対するツッコミに対するツッコミをしたくなる。
いや江戸時代頃の西洋の傘がどんなものだったのかよく知らないんだけれど、少なくとも現在の洋傘はそんな窄めにくいものではないでしょう。和傘よりは窄めにくいのかもしれないけれど。
※ そもそも「洋傘のように一気に全開」っていうのは「洋傘」というより「ワンタッチ傘(ジャンプ傘)」のことではないのか?
で、和傘による「傘かしげ」が推奨されるべきマナーであるはずがないとして、じゃあ洋傘による「洋傘かしげ」が推奨されるべきマナーかといえば、一方が傘を高く持ち上げればいいんじゃないの?って思うわけであります。というか、そういうの意識したことなかったけれど、俺の場合は無意識にそうしてますね。
なおウィキペディアの「傘」の記事。
狭い通路を傘をさして人とすれ違う時は少し閉じたり、背の高い方の人が傘を上に高くあげてぶつからないようにするなど、傘を使う人のマナーや思いやりが求められている。