浦島太郎はピーターパンだった
俺は今まで大いなる勘違いをしていた。
『御伽草子』によれば、浦島太郎は龍宮城に3年間いた。その間に現世界では700年の時が経過していた。
700年の年月が経過したけれど太郎は3歳しか年を取っていないと。
ところが『御伽草子』をよく読めば
昔丹後の國に浦島といふもの侍りしに、其の子に浦島太郎と申して、年のよはひ二十四五の男ありけり。
とあり、龍宮城に行く前の太郎は24〜5歳。普通に3年経てば27〜8歳になる。
ところが、龍宮城から帰ってきた太郎は
此の筥をあけて見れば、中より紫の雲三筋のぼりけり。これをみれば二十四五のよはひも忽ち變りはてにける。
とあり、3年(700年)後にも24〜5歳なのだった。
つまり全く年を取ってなかった。
うーむ。
(もちろんこれはウラシマ効果では全く説明できない)