2011-01-30から1日間の記事一覧

二人の日秀

秀吉の姉「日秀」について ⇒善正寺(わたしの青秀庵) より。 文禄5年(1596)のはじめ、武家社会の非情さ、儚さを実感したとも(智)は、秀次の菩提を弔うため密かに嵯峨野に庵を設け近くの二尊院の僧に供養をお願いした。この小さな庵が善正寺の始まりという…

村雲御所(その3)

「村雲御所(その2)」の続き。 秀吉・日秀の祖父、萩中納言(持萩中納言)は尾張の「村雲」に配流された。一方、豊臣秀次を追善するために日秀が建立した瑞龍院は京都の「村雲」にある。 ところで、ここにもう一つの「村雲」がある。兵庫県篠山市の村雲だ。…

日蓮の「太陽を射る話」考

「報恩抄」に「太陽を射る話」が出てくる。 (意訳) 慈覚大師(円仁)は太陽を射る夢を見たという。弘法大師は弘仁9年の春に大厄の祈祷をしたら夜中に太陽が出現したという。しかし夜中に太陽が出現するなど昔からあったことがない。慈覚大師は夢で太陽を射…