2011-02-13から1日間の記事一覧

小瀬甫庵史観と墨俣一夜城伝説

「小瀬甫庵史観」の続き。 小瀬甫庵の史観がどんなものだったのかを考えた上で『太閤記』は再検討する必要があると俺は思っている。たとえば「墨俣一夜城伝説」。 墨俣一夜城伝説については有名なのでここで詳しく説明はしない。 1561年(永禄4年)5月の織田…

小瀬甫庵史観

「歴史学と伝説の歪曲」の続き。 上の記事をなぜ書いたかといえば、小瀬甫庵の『太閤記』をどう評価するのかということと関係するから。 このことについては前にも ⇒秀吉「中国大返し」の謎(その4) で書いた。 小瀬甫庵は織豊期の研究者の評判が悪い。ボロ…

歴史学と伝説の歪曲

これはたとえ話なんだけれど。俺がお年寄りから伝説を聞いたとする。伝説は何でもいいんだけれど、たとえば「浦島太郎」の伝説を聞いたとする。そして、その話をこれも何でもいいんだけれどたとえばブログにでも書いたとする。それを見た誰かが「そんなこと…