2018-04-07から1日間の記事一覧

付喪神について(その14)

次に「精霊」について。 陰陽雑記に云ふ。器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑す、これを付喪神と号すと云へり。 我に若し天地陰陽の工にあはば、必ず無心を変じて精霊を得べし。 辞書的には「精霊」とは せい‐れい【精霊】 1 万物の根源をな…

付喪神について(その13)

まだまだ論じたいことはあるけれど、もう限界。一番気になるのは、「精霊」「心」「情」といった言葉が何を意味するのかということ。 「心」については 我に若し天地陰陽の工にあはば、必ず無心を変じて精霊を得べし。 或時、妖物の中に申しけるは、「夫れ我…