男一人に女一人

自然界での男女の出生率は、若干男の方が多いとはいえ、ほぼ一対一である。
実によくできている。


と言いたいところだが、よくよく考えてみれば、これは一夫一婦制を前提にした場合である。
一夫多妻制の場合、男が余ってしまう。
現在でも世界には一夫多妻制の国があるが、日本でも昔はそうだった。


これが、天皇や将軍などの、ごく一部でのことならば、大勢に影響は無いが、
そんなに詳しくないながらも、大店の主人や庄屋階級でも妾は普通にいたように思う。


あぶれた男はどうしたのであろうか?一生童貞?
次男坊や三男坊は出家させるという話も聞いたことがあるから、それでバランスが取れていたのであろうか?
あるいは次男・三男に遺産を分配すると、細分化されてしまうので、長男だけに相続させる。すると結婚もできないから、一夫多妻でバランスを取ったのであろうか?


江戸など都市部は、そういった次男・三男が流入してきて、圧倒的に男が多かったという。彼らの性欲処理はどうしたのだろうか?
遊郭というものがあるけど、金もかかるだろう。そのへん詳しく知りたい。
彼らの多くは一生独身であったろう。子孫を残せない。
そういうことが「江戸文化」に影響を与えているのではなかろうか?
よくわからんけど。
こういう研究はされているのだろうか?