野菜を洗剤で洗う

テレビを見ていると、米をとぐのに洗剤を使ったり、野菜を洗剤で洗ったりする「常識ハズレ」の若者が増えたなんて声を聞くことがあるんだけど、実は俺の家でも昔、野菜や果物を洗剤で洗っていたのである。


いや、正確に言えば「そういう記憶がある」ということで、この前、帰省したとき親にこの話をしたら、そんなことをした覚えはないと言う。俺の記憶違いか?しかし、鮮明に覚えているのはどうしたわけか?


前から気になっていたんだけど、グーグル先生に聞いてみたら、どうやら昔は野菜を洗剤で洗うことが推奨されていたらしい。というか、台所用洗剤というのはそもそも野菜を洗うのが目的だったそうな。


セミナー:もっと良く知ってほしい洗剤


中国では今でも洗剤で洗うのが普通のようだ。あの国では農薬をたっぷり使っているらしいからということだろうか。日本で現在、洗剤で洗わないのは、日本の農薬の品質が向上したとか、無駄に農薬を使わないからということなんだろうか?詳しいことは良くわからない。


それはともかく、俺の記憶が正しかったことはほぼ間違いない。親は忘れてしまっているのだろう。どうして?


おそらくその理由は、俺が子供であって、その頃に仕入れた知識は、この世で昔から継続して存在していたもの(伝統)と認識したのに対して、親にとっては人生のほんの一時期に流行しただけのものに過ぎないという感覚があったから、流行が過ぎればあっさりと忘れてしまったということではなかろうか。