ワールドメイトって?

2007年07月19日 みすず学苑電車内広告 (医学都市伝説)
俺は首都圏に住んでいないので、いまひとつピンとこないんだけど、「みすず学苑」の広告がちょっとした話題になっているらしい。


3月にもブログのネタになって、多数のブックマークが付いている。
ダイミテイ - 縄文太郎は宗教的キャラって常識じゃ?
H-Yamaguchi.net: みすず学苑、7つのなぞ


英語なのに、ヤマトタケルとかクレオパトラとかって変だよね。ってのはわかる。俺は別に気にならないけど。だが、どうもそれだけじゃないらしい。学苑長の半田晴久氏は、深見東州という名で宗教団体「ワールドメイト」の教祖をやっているのだそうだ。


でも、それがどうしたって話ですよね。授業で布教活動をしているとかならともかく。新興宗教の教祖や信者が教育をやってはいけないなんてことはないだろう。ちなみに俺の中学(公立)の担任は新興宗教の信者であったが、それが問題になったことはなかった。


それと、気になるのが、「玉串料献金を強要した」云々の件。これが事実ならそりゃ問題だ。ところが、検索してもどういうことなのかさっぱりわからない。


ワールドメイトは邪教か?(悪徳商法マニアックス掲示板)
ワールドメイト被害救済ネットウィキペディア
あたりが参考になるかな。


まあ、何ていうか、気になるっていえば気になるんだけど、批判者側も何だかなあってところがあって、ややこしそう。


個人的には、栗本慎一郎氏の『シリウスの都 飛鳥』を読んで、「たちばな出版」のHP見たら、ここも半田晴久氏が経営しているのを知って、本もそっち系(嫌いじゃないけど)のが多いなあと、思った記憶がある。


今調べたら、
第131回国会 大蔵委員会 第2号 平成六年十月二十五日(火曜日)

栗本委員
(略)
 しかし、現下に法律がございます。その中で、これは具体名を申し上げてもいいと思いますけれども、信者総数二万ないし二万数千というパワフルコスモメイトという比較的小さな、宗教法人を目指している団体がございます。これが今、社会的に非常に大きな、つまり脱税問題ということですね、大きな問題になっておりまして、いわゆる事件になっておりまして、昨年の十二月及び本年の六月、国税当局による査察が行われたということになっております。
 これは私もよく存じ上げておりますけれども、国税当局の方としては、査察をしたしない、あるいはどういうものが挙がってきているというふうなことはおっしゃられないということはよくわかっておりますから、これまた一般的に申し上げます付れども、宗教法人になろうと申告を、申請をしていて、そのことについて頭からはねつけられているという状態でない。通常これは人格なき社団というふうに理解される。また、人格なき社団ということについては、本来これは要件は通達で定められておりますが、これもいわゆる権利能力なき社団というものの援用で理解されている。これは社会的に、私はこういうことじゃ本当はいけない と思いますが、認知されている事実でございます。
 こういった団体に対して、査察のことは申し上げませんが、なぜ疑念が生じるのか。疑念が生じるとすれば、脱税の事実があったのだろう。脱税の事実自身は確認されなければ、定期的なものを除けば、査察であれ捜査であれ調査であれ行われなければと思うのでございますね。この点に関して、これはパワフルコスモメイト事件というふうに特定してもよろしゅうございますが、それを特定しながら一般的にお答えをいただきたい。どういう場合にこうした人格なき社団に、法で非課税と言っているじゃないか、なぜそれがこうした問題になるのか。
(略)

なんてのがあった(「コスモメイト」というのは「ワールドメイト」の旧名)。


あとこれ。栗本先生の名前が。
深見東州「社会福祉と私」
菱研 顧問