宇宙戦争(H・G・ウェルズ編)

H・G・ウェルズの『宇宙戦争』が発表されたのが1898年。その成立の背後には「火星の運河説」があった。
東京創元社|宇宙戦争(H・G・ウェルズ)


あんまり詳しくないけれど、当時は火星人がいるという考えは、それなりに信憑性があったのだろう。で、それが否定されたのはいつなのか?

火星人ウィキペディア

20世紀後半には多くの火星探査機が火星を直接観測し、また地上からも大口径の望遠鏡による観測が可能となったことで、線状模様に見えたものはより微細な状態として観測されるようになった。その結果、運河も発見されておらず、火星表面にはほとんど水が存在しないことも判明した。また惑星形成理論に照らしても、火星での生物の存在は確認されておらず、当然ながら火星人の存在は天文学では証明されてはいない。

つい最近の話ですね。もちろん、それ以前にだって、本気で信じている人は少数派だったろうけれど。


良く知られている話だけど、1938年にラジオドラマ『宇宙戦争』が全米にパニックを引き起こした。今から約70年前のこと。当時のことを知っている人が存命している、そういう時代の話。当時だって皆がパニックになったわけじゃないし、作り話だとわかっていた人の方が多かったはず。だけど、信じている人も多かった。


今、火星人がいるなんて主張しても誰も耳を貸さない。リアリティが無さすぎる。と思って念のため検索したら主張してる本があった…しかし本気でついてこれる人はほとんどいないだろう。


宇宙人が存在するとしたら、一番近い隣人でどのあたりにいると考えられているのだろう?観測技術や研究の発達によって、どんどん近距離にいる可能性は薄れてきているのだろうと思うけれど詳しいことは知らない。


で、それはともかく、宇宙人が地球に攻めてくるという考えは、今ではトンデモっぽい響きがあるけれど、一昔前だったら、それほど荒唐無稽な話というわけでもなかっただろう。もちろんそれは「万一」ということだけれど、アメリカやソ連は、その「万一」に備えて研究していたとしても不思議じゃない。特にソ連はいかにもやってそうだ。というか検索するといっぱい出てくるんだが、どこまで信用できるのか良くわからない。