浦島太郎

昔の漫画には浦島太郎のパロディで玉手箱を開けると、爺さん婆さんになるというネタがいっぱいあった。で、その爺さんが股引に腹巻ファッションであり、婆さんはモンペを履いていたりするのだが、子供心にも、なぜ煙を浴びたら服装まで変わるのかという疑問を持った。


それ以上に不思議なのは、なぜ年寄りになると股引やモンペになるのかということであり、それは現時点での年寄りの服装であり、自分が年寄りになったって、そんな服装になるとは限らないだろう、年取ったってジーンズを履いているかもしれないじゃないか…ということに気付いたのは、かなり後のこと。同様に、年取ったって語尾に「じゃ」なんて付けないし、自分のことを「わし」とも言わないだろう(地域にもよるが)と気付いたのもだいぶ後になってから。


ドラマやアニメなどで老人はなぜ言葉の語尾に『じゃ』と言うのですか? - Yahoo!知恵袋


ついでに大学の頃だったか、「近頃は年を取ったので演歌が好きになった」みたいなことを言っていた同年代の人がいたんだけれど、その人はそうだったのかも知れないが、俺はそれから随分立つが演歌好きにはなっていない。考えてみれば不思議でも何でもないことだけれど、当時はそういうものなのかなあなんて少し思ったりしていた。