歴史学のトンデモを論じてほしい

俺は、人文科学、中でも歴史学のトンデモに興味がある。それも「明らかに間違っているもの」ではなくて、グレーゾーンに属するものに特に興味がある。そういう人は多いと思うんですけどね。


で、ニセ科学批判とかは実はあんまり興味が無い。だけど、そこで論じられていることは参考になるんじゃないかと考えているわけです。


日本史(古代史・中世史)のトンデモ、それも「明らかに間違っているもの」ではなく、グレーゾーンに属しているものについて真面目に論じているところがあればうれしいのだけれど、そういうので満足できる水準のものってあんまり見かけない。


専門家がそういうのに手を出すのはリスキーってこともあるんだろうけれど、非常にもどかしく思っている。


(追記)
この記事に、はてなブックマークでublftboさん-という方からコメントを頂きました。

興味をお持ちの分野に合致している訳ではないかもですが、人文科学系のものに関しては、こちらなんかどうでしょう?⇒http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/chubun/ohno/

上にも書きましたが、俺が興味あるのは、「明らかに間違っているもの」ではなくて、グレーゾーンに属するものであります。紹介されているサイトに掲載されているトンデモは「明らかに間違っているもの」に属するものであり、俺はその成立の背景に多少の関心はあるものの、それよりも、現時点では学術的に史実であるとは認められていないものの、完全に捨て去るには惜しい話とか、史実ではないもののそこに何らかの意味が含まれている可能性があるものに興味があるのです。例えば、『古代文明の謎はどこまで解けたか』(ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ 太田出版)という本は、アーサー王伝説やアマゾネス伝説などについて真面目に論じていているのですが、そういうのを俺は望んでいるのです。


次に紹介されているサイトのことを俺は既に知っています。そしてその感想についても書いています。
トンデモ「研究」
これに付け加えるなら、俺が同意できる部分は、既に別の疑似科学関連の文献等で目にしたことがあるものであり、同意できない部分というのは、それ以外の独自の見解の部分であり、言いにくいことなのですが、実のところ俺は個人的にはあまり評価していないのであります。