というのは結構面白いテーマじゃなかろうか。
地球人のふりをしていない宇宙人がいるのなら、それを我々が知らないはずがない。それなのに知らないというのは地球に宇宙人がいないのだということになってしまって話が終ってしまう。そこで話を終らせないためには、(CIAとかの)一部の人間だけは知っているが隠蔽されているとするか、地球人のふりをしているので見分けがつかないとするかということになるんだろう。
それはそれとして、SF映画や漫画のような虚構の世界で宇宙人が地球人のふりをしているのは何故かというのも考えてみると面白い。
もっとも、必ず地球人のふりをしているわけではなくて、「ケロロ軍曹」とか「うる星やつら」とか、「ウメ星デンカ」などでは、正々堂々と宇宙人として生活している。日本のものばっかりで外国のことは良く知らない。アメリカのアルフというテレビドラマでは宇宙人が宇宙人として登場するけれど1986年製作で比較的新しい。それ以前にもそういうのがあったのだろうか?
⇒アルフ (テレビドラマ) - Wikipedia
正体を隠す宇宙人ということで真っ先に思いつくのがウルトラセブンのモロボシ・ダン(その前にウルトラマンのハヤタ隊員がいるけれど、正確には宇宙人ではなくてウルトラマンとハヤタは一心同体ということらしい)。
子供の頃は何とも思わなかったけれど、何でモロボシ・ダンやハヤタが正体を隠しているのか考えてみると不思議(俺は詳しくないんで、詳しい人は知っているかもしれないけど)。
物語上の理由はともかく、おそらく本家のスーパーマンが宇宙人であることを隠して、普段はクラーク・ケントという地球人として暮らしていることを引き継いでいるのだろう。スーパーマンが正体を隠している理由は、これも詳しくないんだけど、特殊な能力があると知られると孤立してしまうとかで、普通の人間として育ってほしいという養父母の意向だったような記憶が。
宇宙人に限らず特殊な能力を持つ者(魔法使いとか)が正体を隠すというパターンは多い。魔女は魔女狩りを想起させるし、差別や迫害に遭うという理由があるんだろうか。あとヒーローの場合、知人が敵に襲われる危険というのもあるかも(映画のスパイダーマンとか)。
あとそれとは別に、不死伝説が、日本では義経や安徳天皇や明智光秀や豊臣秀頼や西郷隆盛などいっぱいあるけれど、アメリカにもあって「永遠に美しく…」という映画ではマリリン・モンローやジェームズ・ディーンやプレスリーが生きてることになってるけど、それが「メン・イン・ブラック」ではプレスリーは宇宙人だということになってる。ってことで「不死伝説」が「宇宙人が地球に住んでる説」に発展している可能性もある。けれど日本ではそういうのは流行ってないから関係ないか。