「周回遅れ」とか意味わからない

はてなブックマーク - ホメオパシーに関する 「うじうじ」 が晴れた: tak shonai's "Today's Crack"(今日の一撃)


ここに「周回遅れ」とか「今更」といったコメントがある。ここに限らずニセ科学の記事に良く見かけるコメントだ。


俺には周回遅れの何が問題なのかさっぱりわからない。特定の人物と議論していて、それは既に議論した話だとかいうのならわかるけれど。そもそも周回遅れというのなら、ホメオパシーの議論などネットが登場する以前からなされていたわけで、ネット上の言論はほぼ全てが周回遅れなんじゃなかろうか?


また、ある特定のコミュニティーにおける言論に参入するためには、それ以前になされた議論を踏まえてから参入しろという話はありえる。2ちゃんねるで前スレ読んでから」みたいなこと。だけど、余程の好き物でなければ、ホメオパシーに関する議論を逐一観察している人間など、ほとんどいないだろう。そして余程の好き物でなければ参加できないような障壁をこの問題で設定しちゃっていいのだろうかという疑問がある。「誰々のブログにコメントするときは以前の議論を踏まえてから」みたいな話ならまだわかるけれど、そうでないものを周回遅れだといって批判するのは理不尽じゃなかろうか?


それに、周回遅れだという盛んに言う割りには、2ちゃんねるでは「まとめ」を良く作っているけれど、ホメオパシー問題ではそういうのは無いように思う。せめて、どこでそういう議論が既になされているみたいな提示があって然るべきだと思うがそういうものさえない。


そもそもホメオパシー問題は科学とホメオパシーに対する無理解が問題になっているわけで、みんなが理解しているのなら問題は発生しないのであり、議論する意味などないのだ。無理解があることを前提にしているのに、無理解を疎外して一体何がしたいのだ?無理解者を見下したいだけなのかと言いたくもなるってものだ。