日光東照宮禰宜の高藤晴俊氏が出演。東照宮表参道の中心線を延長すると140キロ先に江戸城があるという話。
「江戸城」を目指しているのか、「上野」を目指しているのかは特定できないけれど、とにかく江戸を目指しているのは確実。もちろん偶然じゃなくて計画されたことでしょう。
あと、日光は江戸から見て北の方角にあり、北極星が意識されているという話。これもありそうな話。ただし、日光は江戸の真北にあるわけではないし、古代以来の霊場であり、輪王寺は天台宗の重要な寺院(つまり元から天海にとっては重要な寺院)だから、それだけが理由で日光に祀られたわけではないでしょうね。
それから日光市野門地区にある木像の謎。幕末戊辰戦争の際に東照宮の御神体がここに持ち込まれたといい、現在「栗山東照宮」に祀られているという話。ただし、この木像は調査によれば日光東照宮創建の100年後に作られたものと判明したので御神体じゃないらしい。という話。
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ネットで少し調べてみたところでは、栗山東照宮は有志によって昭和45年に建立されたそうだ。問題の木像は「享保14年(1729年)に作られたもの」とある。製造年までわかるということは、木像にそう書かれてあったということだろうか。ただし、木像自体はかなり立派なものに見えるので、では一体何なのだという疑問は残る。それは今のところわからない。