わざと誤解して嘘を信じることはファシズムへの道

はてなブックマーク - 誤解した方が都合がいいときにわざと誤解する戦術は効果的なんだ、現実には - @fromdusktildawnの雑記帳

人間というのは、誤解した方が得するときは、無意識のうちに誤解して、その誤解に基づいた発言をする。

俺の見た限りでは今回の件にそれは当てはまらないんじゃないかと思う。騙された人は純粋に騙されたのではなかろうか?該当するものがあるとしたら「虚報新聞」の記事の方じゃなくて、例の「騙された人が批判している」の方じゃなかろうか?


とはいえ、上の引用にあるような事例は陰謀論系の界隈では日常的にあることだと思われ。ただ、

それが結果的に正義を実現することもある

というのはどうか。事態が動いて当初の思惑とは異なる方向で結果的には良かったということならあるのかもしれないが、それがなくても実現したかもしれないし。


この「わざと誤解する戦術」というのが危険なのは、それがファシズムへの第一歩だから。ファシズムの本質は「団結」なわけです。同じ主義主張を持った者が団結してそうでない者を敵として排除する。それはまあファシズムに限ったことではないけれど一般には目的のために団結するのであって、それがファシズムでは団結のために団結するのであり、団結の証明のためには、それが「真実から程遠い」ほど、彼が目的のために参加しているだけなのか、団結のために参加しているのかを見極めることができるわけで、集団に留まりたいものは必死に「わざと誤解」するようにつとめることになるわけです。


You and I - 国家鮟鱇