決着はついた

櫻井よしこ氏のこの記事には同意しかねる部分が多々ある(それは後ほど)が、貴重な情報を提供している。

 月例研究会に麻生副総理の出席を得たことで改正に向けた活発な議論を期待したのは、大勝した自民党は党是である憲法改正を着実に進めるだろうと考えたからだ。

 が、蓋を開けてみれば氏と私及び国基研の間には少なからぬ考え方の開きがあると感じた。憲法改正を主張してきた私たちに、氏は「自分は左翼」と語り、セミナー開始前から微妙な牽制(けんせい)球を投げた。

 セミナーでも氏は「最近は左翼じゃないかと言われる」と述べ、改正論議の熱狂を戒めた。私はそれを、改正を急ぐべしという国基研と自分は同じではないという氏のメッセージだと、受けとめた。

【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】歪曲された麻生発言+(1/3ページ) - MSN産経ニュース


これを読んでなお、麻生氏が「ナチスに見習え」という発言をしたと考えるのだとしたら、何を言っても無駄だろう。


実のところ、麻生発言を曲解したい人は、どんなにそうではないという根拠を示しても理解しないであろうと考えていたが、これで決着がつく。もちろん彼らの多くは誤りを認めないだろうし、ましてや反省の言葉など発しないだろうが、静かにはなるだろう(その代わりに自分のことは棚上げにして別のことを攻撃するだろう。既に櫻井氏や産経の批判をおっぱじめている。それはそれでやればいいが、まず自分について反省せよといいたいが無駄だろう)。