⇒【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】歪曲された麻生発言+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
櫻井氏は麻生発言を正しく受け止めた。しかし、それに同意しなかった。
それはともかく、自民党はまたもや朝日、中国、韓国などの批判の前で立ちすくむのか。中国の脅威、韓国、北朝鮮の反日、米国の内向き志向という周辺情勢を見れば、現行憲法改正の急務は自明の理だ。それなのに「冷静な議論」を強調するのは、麻生氏を含む多くの自民党議員は憲法改正に消極的ということか。日本が直面する危機に目をつぶり、結党の志を横に措(お)き、憲法改正の歩みを緩めるのだろうか。であれば、護憲の道を歩む朝日の思う壺(つぼ)ではないか。自民党はそれでよいのか。私の関心は、専ら、この点にある。
俺はこのような考えに全く同意しない。冷静であるべきなのは当然のことだ。だが、一億の日本人の中にこのような考えを持つ人がいるというのは、そりゃ仕方のないことだ。そういう考えが広がらないことを祈るのみである。
それはともかく櫻井氏の朝日新聞批判。なぜ櫻井氏は朝日だけを批判するのか。そもそもこれを問題視したのは読売と共同が先であって、朝日は遅れて問題視した。朝日の論調が際立っていたというのは事実としてあるかもしれない。だが他のマスコミだってひどかった。
何より産経だって麻生発言を理解していない記事もあった。
「ナチス発言」も彼特有の皮肉な口調で語られ、場内に笑いも起きたという。ある傍聴者は、「ナチスをたたえているようにはとても聞こえなかった」と話す。
⇒【産経抄】8月3日+(2/2ページ) - MSN産経ニュース
傍聴者にそう聞こえたのは事実かもしれないけれど、だから仕方がないというわけにはいかない。
ところでこの産経抄のネタ元がこのまとめなのは疑いない。
⇒麻生副総理の発言「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」の真相のまとめ - Togetter
やはり朝日だけを取り上げるのは違和感がある。
さて、朝日新聞であるが、上のまとめによれば、取材記者が麻生発言を正しく理解していたことがわかる。もちろんネット情報を鵜呑みにはできないが、朝日が当初この発言について取り上げていなかったのは事実だ。
⇒朝日新聞デジタル:「護憲と叫べば平和が来るなんて大間違い」麻生副総理 - 政治
とはいえ、見出しに「護憲と叫べば平和が来るなんて大間違い」を持ってくるあたりが朝日らしい。ただし、俺は新聞社内部について詳しくはないけれど、記事を書く人と「見出し」をつける人が別ということは良くあると聞く。記事を書くのは記者だが、「見出し」をつける人は上司であり、それによって見出しを見て持った印象と記事の内容が異なることがあるということも聞く。
朝日は麻生ナチス発言において出遅れた。出遅れたのは記者が正しい認識をしていたのが理由だと思われるが、お偉いさん方の認識は違っていた。おそらくそういうことだろう。
記者「麻生氏はそんな発言はしていません」
お偉いさん「それはお前がそう思っているだけだ、若造が10年早いわ」
みたいなやり取りがあったかもしれない。