人権派の底の浅さ

それにしても今回の騒動はひどかった。ある意味あの「天皇機関説事件」なみにひどかった。考えようによってはそれ以上にひどかったとさえ言えるかもしれない。「天皇機関説事件」はわかっている人はちゃんとわかっている事件だったが、今回は批判する側だけでなく、擁護する側もわかってない言論が非常に多かったから。


歴史的大事件として記憶されるべきことだと思うが、どうせすぐに忘れられるのだろう。


特にひどいのは常日頃「人権」を振りかざしている人達だ。麻生発言は誤解されやすいことは確かだが、冷静に検証すれば理解できたはずのものだ。それができなかったのも大問題だが、それだけじゃない。


麻生発言を「ナチスに見習って憲法を誰にも気付かれないように改正しよう」と解釈したとしても、「本人が否定している」「他の解釈も可能」という状況でも弾劾を止めようとしない。「あいつならやりかねない」といった先入観で決め付ける。


全くもって冤罪の構図と同じではないか。


相手が気に食わない奴だったらそれでもいいのか?正義は一体どこにあるのか?