ネット右翼とネトウヨ

「ネトウヨは低学歴でニート」は大嘘 その正体は30〜40代の中流層だ 『ネット右翼の逆襲』著者・古谷経衡さんに聞く (1/4) : J-CASTニュース

一般には「ネット右翼」の略称とされているらしい。

ネット右翼(ネットうよく)とは、インターネットの電子掲示板上などで、右翼的、保守的、国粋主義的な意見を発表する人たちを意味する[1]。ただし、後述するように、単に保守的主張を発表する人たちではなく、特に、侮辱的な表現を用いる人たちを指したり[2][3]、そのような集団心理的な傾向を指す[4]こともある。略称はネトウヨ[5]。

ネット右翼 - Wikipedia


俺の場合は使いわけていて、「ネトウヨ」とは2ちゃんねるなどで差別用語を連発し、少しでも中国・韓国に関係する話題があれば誹謗中傷し、それどころか何の関係のないところでも無神経に割り込んできて、さらに事件のニュースがあれば何の根拠もなく「犯人は朝鮮人」などと書き込む連中のことだ。


一方、「ネット右翼」は、日本で一般に「右翼」とされている国家主義的な思想に基づいて書き込みをしている人達のことをそう呼ぶのが適当だろうと思う。昔は主にサヨク的なブログのコメント欄に批判コメントが集中して書かれるとき、その書き込んだ人達を「ネット右翼」と呼ぶことが一般的だったと思うが、今はそういう使い方は廃れてしまったようだ。


国家主義と対立する新自由主義的な思想を持つ人は「ネオリベラル」でよかろう。ただし俺は「ネオリベ」という呼び方は好かないが)


ただし、左翼・サヨク側が自分達と異なる意見を持つ人間を何でもかんでも「ネット右翼」呼ばわりする傾向があるように見受けられるので、そうなるとネット民に占める「ネット右翼」の割合は相当高いということになり、わざわざレッテルを貼るのは無意味ということになろう。この場合はもちろん俺も「ネット右翼」である。


さて、俺の定義による「ネトウヨ」は表面的にみれば右翼ではなく単なる異常者だ。もちろん彼らがレイシストであることは疑いない。ただし彼らが書き込んでいることを彼ら自身が本気で信じていると考えるのは単純すぎるように思う。おそらくは、彼らはネット上で「工作活動」をしているのだと思われる。つまり、彼らは中国・韓国(人)を弾劾するのが「正義」だと考えており、その目的のためには手段を選ばない、嘘であろうがなんであろうが「正義」の実現のためには許されると考えているのではなかろうか。「革命家」が王政を打倒して、共産主義革命を実現することが「正義」だと考え、その実現のためにはデマを流すことも厭わなかったというのと同じ思考のもとに行動しているのではなかろうか?


ここでの俺の「ネット右翼」と「ネトウヨ」の使い分けは俺の個人的な使用法だが、単なる「右翼」的な書き込みをする人達と「異常」な書き込みをする連中を一緒くたにしてラベリングすることには強い抵抗があるのである。


(ただし、自分のブログとかでは、あからさまな差別とはいえないような記事を書いているけれど、2ちゃんねるなどでは差別発言を連発している多重人格な人も中にはいるかもしれない)