(参考リンク)
わずか2分ちょっとで、ストップ安57万2000円まで気配を下げました。
この時の出来高は6330株です。寄り付き直前の67万2000円の売り数量は737株で、これは誤注文以外の約定で、その後も売り注文があったでしょうが、板状況を見るにそれほど多くあったとも思えず、6330-737=5593株のうち、ほぼ全てが。みずほ証券の約定であろうと思われます。寄り付き直後、わずかな買い注文しかなかったはずなのに、6330-1776=4554株の買いがあったということは、この短時間の間にも買い向った人達がいたことになります。
ところで、みずほ証券側が誤注文に気づいて最初の取り消しを試みたのは、注文から「1分25秒後」といわれているので、この時点で取り消しが成功していれば、すでに「大大大チョンボ」であることはあるのだけれど、ジェイコムの発行済み株式数1万4500株以内であるので、その後に起きる「大大大大々々…チョンボ」は防げたことになります。
ちなみに、板を見ると、58万円で2株、60万円で1株というように、指値の売り注文がわずかながらありますが、ジェイコムの急激な値下がりを見て、あわてて売りに出てしまった、かわいそうな人がいたと考えられます。