アルファブロガーは実名が多い。

アメリカのブログは実名が多数派だそうだが、日本のアルファブロガーも実名が多数。


だからといって実名にすればアルファブロガーになれるわけではないのであしからず。


思うに実名ブログに人気があるのは、文章が面白いことが理由であるのはもちろんながら、大学教授や弁護士や公認会計士や元新聞記者やジャーナリストやライターなどの、現実世界での活動との繋がりがあるからであろう。故に、匿名であっても現役官僚であることがほぼ間違いないと思われるブロガーにも人気が集まる。


逆に言えばただの一市民が実名でブログをやっても、その価値が認められることは滅多にないであろう。
医者は医学の、編集者は出版の、デザイナーはデザインの、餅屋は餅の話題を実名で書けば注目される可能性はあるだろうが、専門外のことを書いて、それで匿名ブロガーの書いた記事と比べて価値に差があるだろうか?まあケースにもよるだろう。その世界で一流の人間であれば、専門外のことに口を突っ込んでも注目されることもあろう。テレビに出てくる文化人も専門外のことに、素人と大して違わない知識でもって、高説を垂れて、それなりに影響があるのだろう。しかし平凡な一市民がそれをやっても、あまり意味があると思えないし、それどころか(中身の優劣にかかわらず)ネット上でも現実社会でも変人に見られるかもしれない。