そもそもの発端は社民党の保坂展人が、『眠れない夜にネット検索をしていたら、突然「官邸ホームページの政策・運営等7億2054万9000円」と出てきた』ことに始まる。
ただし、肝心のその検索にひっかかったというページがわからない。
※この記事にある、
⇒内閣広報室・政府広報室過去5年分の広報予算一覧表(注:PDF)
は、内閣広報室と政府広報室に電話して、作成させたもの。
で、この保坂議員の12/8付けブログ記事には、
細かい字で書かれている公示情報を見ていてもラチがあかないので、政府に対して質問主意書を提出することにした。
と書いてあり、問題視していることはわかるが、情報が不足しているので、質問してみるという姿勢。
ところが、社民党は党として、この問題を公表・批判。それが報道される。
⇒小泉メルマガ運営費、年7億円=内閣広報室資料で判明−社民発表(時事通信)12/8
⇒<過剰広報予算>小泉メルマガ、官邸HPに年間7億円超(毎日新聞)12/8
官邸HPやメールマガジンの発行に、過去5年間、毎年7億円以上使用していることがわかりました。
まだ「疑惑」の段階であるのに、批判色が濃厚になっている。このあたり、「わかっている」保坂議員と、「わかっていない」社民党上層部、そしてマスコミの温度差が窺われる。
前に福井日銀総裁の村上ファンド出資問題のとき、委員会で質問した民主党議員の追及が比較的まともだったのに対し、上層部の談話が頓珍漢だったのと似ている。
参考⇒無能な敵(国家鮟鱇)
で、当の保坂議員も
このタウンミーティング問題の無駄遣い追及や、官邸ホームページ・メルマガ費用年間7億円台という事実に、私は驚きあきれて問題にした。
⇒保坂展人のどこどこ日記(12/9)
と、まだ、情報が不足しているのに批判色が増している。いろいろ内部事情もあるだろうけど、「批判のための批判」ではなく、追及すべきことを追及するという姿勢を維持してもらいたい。