都知事選について(4)

で、浅野史郎だけど、彼は本気で勝つつもりがあったのか?本当にやる気があったのか?実は誰かと同じで「私が当選したら私もビビる」だったのではないのか?なんか不可解。


俺は浅野史郎の政治信条については良く知らないけど、応援団の面子を見ていたら、ただでさえ苦戦が予想されるのに、ますます勝ち目がなくなって、何はともあれ石原慎太郎都知事の座から引き摺り下ろすという目標の実現可能性が低くなるということがわからないほど馬鹿ではないと思う(常識的に考えてそうだろ)。


石原都知事が自身でどう思っているかはともかく、世間では右、それもかなり右であると認識されているのは間違いのないところであるから、中間、あるいはやや右あたりまでを取り込むことを考えれば、少しは勝機があるものを、偏り具合では石原都知事に負けていないというか、それ以上であるかのような印象を持たれて勝てるはずがない。なんか、やる気がないのに、何らかのしがらみがあって、仕方なく出馬して、一応表面上はヤル気があるように装っているけど、選挙運動は応援団任せみたいな印象(あくまで印象)。


まあ、「市民」の皆様におかれましては、己の思想信条を公にアピールするチャンスが与えられたわけで、それはそれで自己満足できたのかもしれない(ネットでは外山候補に食われてしまった感があるけど)。