⇒@nifty:デイリーポータルZ:江戸時代の都市伝説に迫る
常陸の浜に漂着した虚舟は面倒事に巻き込まれるのを恐れた村人の手によって再び沖に戻されてしまった。
そこで疑問。この後、虚舟と中に乗っていた「異国の王女」はどうなってしまったのだろうか?
俺の考えでは、哀れにも「異国の王女」は舟の中で死んでしまい、白骨化した後も海を数十年間漂い、常陸から遠く離れた九州の延岡で発見されたのだと思う。
⇒島野浦--しまんだ--女王伝説の残る離島
⇒みやざきの神話と伝承101:メキシコ女王の秘宝
(舟の形とか髪の色とかは無視の方向で…)
『新・トンデモ超常現象 56の真相』(太田出版)より
柳田国男が1925年の論文の中で『兎園小説』と内容が似ていると指摘した民謡「牡丹長者」は、現在も延岡の盆踊り「ばんば踊り」に伝わっています。
(中略)
流れ流れて百日余り
流れ着いたは常陸の国の……
というものです。そうです、この民謡の中で「うつろ舟」は地元の九州に漂着したのではなく「常陸の国」に漂着したことになっています。