平安美人

日本の女が好きである。 - 情報考学 Passion For The Future

そして絵画類から美人史を復元する試みは、「セーラームーン」の絵を見て20世紀には顔の二割を占めるような大きい目が美人の条件だったとするのと同じだと指摘している。写実的でない絵画からは、こういう図柄が美人を表すという約束が読み取れるに過ぎない。下ぶくれ美人なんていなかったかもしれないのである。青銅器は出来たばかりは黄金に輝いていたという事実を知ったのと似た驚きがあった。


昔の日本の絵画を見ると、みんな目が細いですよね。「引目鉤鼻」ってやつ。
引目鉤鼻 - Wikipedia

つむった眼は細長い墨線ひとすじで、低い外鼻は短い「く」の字形である。 また、顔の輪郭はしもぶくれで、口唇は赤い小さな点であるのも特徴とされる。 描写対象は高貴な人物であることが多い。

ところが、これは目が細いのではなくて、伏目だからなのではないかってことを入間田宣夫って学者が言っていたと思う(要確認)。なぜ伏目なのかというと、目には呪力があり、直接相手の目を見るのがタブーだったからってことらしい。


この説が学界で認められているのかはしらないけど面白い説だと思う。



「古代における目・耳・鼻の呪力について」尾関ちとせ (注PDF)


(追記)
入間田先生の「中尊寺金色堂の視線」って論文に書いてあったと思ったんだけれど、確認してみたら、書いてなかった…どこで誰の論文を見たんだっけ?記憶が…