疑似ロリ・パイパン無毛スジ

しつこく三日連続でエロネタ。


「擬似児童ポルノ」ってw 正気か君たち? - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!


まず、「疑似児童ポルノ」という言葉。弁護士ブログ「黒猫のつぶやき」2008-02-24日付の記事から。

1 疑似児童ポルノ
 これは,18歳以上の女性を,衣装やメイクなどで子供っぽく見せかけるというものです。「児童ポルノ」のように見えても,被写体の女性が18歳以上であるため,規制の対象にはならないというわけです。
 そんなものをよく作るなあという気はしますが,上記法律は「児童」の保護を目的とするものであり,このような行為による実質的な法益侵害は生じませんから,まあ勝手にしろと言うしかないでしょう。

児童ポルノ規制に関する独り言 - 黒猫のつぶやき


今回の摘発で、産経(あるいはマスコミ)や警察が造語したわけではない。そしてこの定義によれば、女優やモデルが30歳だろうが40歳だろうが、「疑似児童ポルノ」と呼ぶのが間違っているわけでもない。「消費者」目線で見れば、詐欺だとかなんだとかなるかもしれないが、そういう問題ではない。また検索してみると「擬似ロリ」とも呼ばれていたようだ。


で、「擬似ロリ」で検索してヒットしたスレッド(BBSPINK、18禁なのでリンクは貼らない)の09/12付けの書き込みによると、「モロスジパイパンは猥褻DVDだとお上が認定し取り締まり対象に」したのだという(マスコミが今回の摘発を報じたのは9/17)。また(規制の)一番の原因になったのは、昨日引用した「キンギダム」の件であり、Amazonの月刊売上No.1になってしまい、通報され摘発されたのだという(ネット情報なんでで真偽の判断は各自で)。


また、かつては「ヘアーのみを猥褻と捉え、児童ポルノ風は無害」とされていた時代があったという書き込みも。これはMidas氏のブクマコメントの『昔の「芸術」作品で少女のみが生殖器の描写が許された名残。』と同じことを言っているのだろう。


今とは違い、むしろ「少女ヌード」の方が規制が緩かったということでしょう。そんで、その「名残」で児童ポルノ風にすれば大丈夫みたいのがあって、それは許さんと当局が判断したということじゃないですかね?ということは、つまり、ネット住民が児童ポルノ規制の流れだと考えているのとは逆に、これは「イメージビデオ」や「疑似児童ポルノ」であっても厳しく取り締まるという、成人ポルノの規制強化の話じゃないかと思うんですよね。


読者(特にネット民)の頭には、児童ポルノ規制強化の関連で「疑似児童ポルノ」規制の話があるんで、それで話が混乱しちゃったんでしょう。


そういう目で見れば、産経(その他マスコミ)の報道はおかしくない。最近の話題によって、読者が誤解するかもしれないという点を気付かなかったのは不注意だったかもしれないけれど、ミスリードを誘おうという意図や政治的パフォーマンスなどないと思いますね。


(これも一緒に読んでね)
わいせつ - 国家鮟鱇
「疑似児童ポルノ」 - 国家鮟鱇


(追記)
「女優の陰部が無修正で映っている「疑似児童ポルノ」DVDを出荷したとして、」(産経)
「女性の性器を撮影したアダルトDVDを売ったとして、」(東京)
「容姿が幼く見える成人女性のわいせつな姿を撮影した「疑似児童ポルノ」のDVDをアダルトショップに卸したとして、」(朝日)
「少女に見える成人女性のわいせつな「疑似児童ポルノ」を頒布したとして、」(毎日)
この中じゃ、産経と東京が比較的誤解を招かない書き方してるのに、なんで産経がターゲットになってるんだろう?


(追記2)

buyobuyo 全く賛同できない。疑似ロリと疑似児童ポルノは違う言葉やろ?

違うんですか?上で引用した「疑似児童ポルノ」の定義は間違いということですか?それとも「疑似ロリ」の方?(もし違うとしても上のスレッドでの文脈上は同じものだと思いますけど)。CGや絵も含まれるということですかね?


ちなみに、この「規制の強化」は、CGや絵の「疑似児童ポルノ」にも波及する可能性はないとはいえないように思いますね。


問題は規制が強化されたってことです。マスコミが「初」と書いてるのはそういう趣旨でしょう。先の「イメージビデオ」や「疑似児童ポルノ」という「ジャンル」で初の摘発者が出た。どちらも摘発された側は、陰部ではないと主張しているけれど、当局の判断は違ったという話。これは単発的な話ではなくて、今後の業界に大きな影響を与える話でしょう。


ネット住民は「児童ポルノ」にだけ関心が集まっているようで、単に無修正だから捕まったんだという認識なようだけれど、これは「表現の自由」に関わることであって、賛成であるにせよ、反対であるにせよ、そのような議論がなされるべき問題だと思うわけですけどね。