なんか話題になってる。
⇒Togetter - 「竹中平蔵(笑)」
要はそんな早急に事を進めなくても、もう少し検討してからでもいいではないか。
ってことでしょう。これを計算がおかしいとかいって批判するのは筋が悪いと思いますね。今の空気だとこれでも通用するんだろうけれどね。
それよりも、批判するならば、小泉政権時代についてのことを指摘するほうがいいと思うんですけどね。
たとえば郵政民営化について、自民党内ではそれを明確に批判する人もいたけれど、多くは民営化に反対というわけではないけれど、もう少し党内で議論するべきではないかみたいな意見だったわけでしょう。それが本音かどうかは怪しくて本当は反対なのかもしれないけれど、そんなことを言って批判してましたよね。しかし小泉氏は党内での合意形成よりも世論の支持をバックにして民営化の方向で突き進み、最後は総選挙で国民の信を問うたわけですね。
郵政民営化に限らず小泉氏の手法はそういうものだった。そして国民の支持率は高かった。高支持率の背景は様々だろうけれど、その一つには、バブル崩壊以降、日本の政治は停滞していた。その理由は、合意形成を優先させるために時間がかかり、やることなすこと後手後手に回っているという不満があったんだろうと思うわけです。
そこに登場したのが小泉氏でトップダウン方式で次々に改革していったわけですよね(改革の評価についてここで書かないけれど)。それに反発する論調もあった(読売などの「保守系」も激しく批判した)けれど国民の支持は集めた。
その小泉内閣の、それもまさに改革の主軸であった経済閣僚に竹中氏はいたわけですよね。当時はその合意形成を得ない急速な改革によって批判される側だったわけですよね。
そのあたりのことを突っ込んだ方がいいように俺は思いますけどね。