初誕生

「誕生日」の謎 - 猫を償うに猫をもってせよ

ちょっと調べてみた。


まず「初誕生」というものがある。「餅誕生」ともいうそうだ。
初誕生 - Google 検索


それに関連して
一升餅 - Wikipedia

一つ丸めの物の使用法は、一升と一生を掛けて、「一生丸く長生き出来るように」と願いを込めて、子供の一歳の誕生日のお祝いの時に使用する。また、一生食べ物に困らないように等の意味も込められていると言われている。この意味や祝う方法等は地域や各家庭によって様々だが、一般的には寿や子供の名前を書いた一升餅を1歳の子供に風呂敷や餅袋等で背負わせ、一生の重みを感じさせると言う行事で、立って歩いてしまう子供の場合、わざと転ばせることもある。

とある。

 県内では、このとき行われる儀礼をハツタンジョウ・タンジョウイワイ・ヒトタンジョウ・アルキゾメ・オイナカセ・シキコサスなどという。この日親戚近所を招いて宴を開くか、餅や赤飯を作り、それを親戚や近隣に配って祝った。

子どもの成長を願い祝う 県内の初誕生儀礼


三重県に赤飯を作る事例があるから、「美山の子守歌」の「誕生日には 小豆の飯炊いて」も初誕生のことかもしれない。


もちろん「生まれた翌月同日」のことかもしれない。多分そういうことは、既にどこかで研究されている可能性が高いと思うけれど、俺が探すのはちょっと無理。


※「赤いべべ着て 赤いじょじょはいて」の「じょじょ」とは草履とか草鞋のことだから「歩行」という点で初誕生儀礼っぽい。
※ なお、近代以前の誕生祝いについては
誕生日を祝う習慣
で少しだけ書いた。