kanose ネット ネットを普通の人が使うようになると、古き良きローカルルールで運用するのは難しいよねという話。最後のオチひどい(笑) 2012/05/16
ARTIFACT BOOKMARK - 2012年5月16日
古参であらせられる「村長」がいう「古き良き」とはいつ頃のことであろうか?
自分が今回の件で改めて問題であると思ったのは、最近の風潮からもずっと思っていたのだけど
「最近の監視社会化キツ過ぎない??」
である。
虚構新聞の件が投げかけるすごく重要な話
匿名氏のいう「最近」とはどのくらい最近のことなのだろうか?
ちなみに俺は今回の騒動を見て、久しぶりに「あの頃」に戻ったような感覚になっている。
「あの頃」とは2004年頃からの数年間。
2004年は日本のブログ界にとって節目の年だった(ちなみに俺がブログ始めたのは2005年)。
⇒ブログの歴史 - 閾ペディアことのは
あの頃は一つのテーマについて著名なブロガーがそれぞれ意見を出し合い議論が活発だった。広範囲にわたる議論を整理するためのまとめ記事なども盛んに作られた。近頃は話題になるといっても個別に意見を出すだけで、記事への批判はブックマークコメントで済ませてしまい議論が長期化することなくすぐに収まってしまう。アルファな方々の参戦率も低い。今回の騒動は有名どころが多く参戦して様々な意見を述べていて非常に活気がある。あの頃の雰囲気が復活したかのようだ。
また2004年頃といえば「炎上」という現象が注目されるようになった時期でもあった。
⇒炎上 (ネット用語) - Wikipedia
「不用意な発言」をしたとみなされたブログのコメント欄に批判が殺到する現象が頻発した。近頃の「炎上」といえばモラルに反した行動をしたことをネットで不用意に書き込んで叩かれるというものが多く中身が変化している。今回の騒動は「古き良き」時代の「炎上」であり懐かしい。
当時は「炎上」の是非をめぐる議論も盛んに行われた。今回も虚構新聞に対する批判が多いのと同時に、「批判することを批判する」意見も山ほどあり、あの頃を思い出させる。
また「炎上」したブログの主が批判者に対して、たとえば「批判する奴らは○○だから批判するのだ」みたいな的の外れた反論をして火に油を注ぐことも頻繁にあった。今回も擁護者からそのような批判が出てくることによって議論がさらに過熱している。
実に懐かしい。
(なお「虚構新聞」も2004年にエイプリル・フール限定のウソのニュースを掲載した事に端を発している)