ダークサイドに堕ちちゃった人

ガジェ通に載ったんですが - 今日も得る物なし


ここまできちゃったらもう戻れないんでしょうね。残念です。ついに「はてな」にも大物が誕生しちゃったようです。

これ、要約すると「稼働率が低い病院を助成するのは公的な支援を受けている企業としてどうなのか」ってことでしかないわけよ。

それに対して「稼働率が低いのは都が一般診療を許可しなかったから」って答えてるわけですよ。

何もすり替えられてない。至極当然なやり取りですよこんなの。


東京新聞:東電答弁うそ 猪瀬副知事が抗議:社会(TOKYO Web)

東電は、

「一般開放を検討したが、新宿区には大きな病院がいくつかあり、都から難しいと言われた。都の指示だ」

株主総会で答えたんですよ。しかし実際は

当時の都医療安全課長が「条件さえクリアできれば、一般開放は可能」と回答したと記録されており、その後は東電側から相談がなかったという。

ということであって「都の指示」という言い分は重要な部分を隠蔽してるわけですよ。そのことについて東電も認めてるわけですよ。


譲歩する必要は全くないけれど譲歩して、仮にこの都の条件が厳しすぎるために低稼働の東電病院を存続させてきたのだとしても、都が条件を出したということを隠蔽したのは猪瀬副知事でも東京都でもなくて東電が隠蔽たんですよ東京新聞の記事も産経新聞の記事もそういうことが書いてあるんですよ。


猪瀬直樹Blogに書いてないというけれど、都合が悪いから隠蔽したわけじゃないでしょう。こっちには書いてるし。
東京電力は「負の遺産」断ち意識改革を| nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

 東電病院の売却について、勝俣会長はこのように引き取ったが、山崎副社長のウソはほかにもあった。

 答弁のなかで、山崎雅男副社長は「私ども、何度か一般開放はできないだろうかということを検討いたしましたが、新宿区には大きな病院がいくつもございまして、じつは都のほうからも、それは難しいといわれてきている実態にございます」と、あたかも東京都が一般開放(一般病院への移行)は難しいと指導したように発言している。これはまったくの事実誤認だ。

 東電は2007年2月、労務人事部副部長が来庁して一般開放の相談をしている。当時東京都の医療安全課長は、企業立病院ではなく医療法人化などの条件をクリアすれば一般開放は可能とアドバイスした。しかしその後、東電からの相談は途絶え、東電病院は一般開放されず、今日に至ったというのが真相である。

 東電のやる気がなかったから一般開放されなかっただけなのに、それを東京都に責任転嫁するのだから、東電の体質はとことん腐っている。このように東電病院の問題にも東電の殿様体質がよくあらわれている。

これは07月03日付の記事でkyoumoe氏が記事を書いた6月28日より後のことだけれど、後になって屁理屈を言ってるわけじゃないでしょう。新聞記事もそういう論調だったし、俺もその時点でそう受け止めていたし。


kyoumoe氏が東京都が条件を付けたのは都合が悪かったと考えるのは自由ですけどね、東京都や猪瀬氏は都合が悪いことだとは考えていないわけです。逆に東電にとって都合の悪い事実だと考えているわけです。したがって猪瀬氏にとって都合が悪いからブログに書かなかったというのは見当はずれなわけです。


本当に残念です。