内田樹と「反知性主義」

さて本題の内田樹先生。

 フランス現代思想研究者の内田樹氏も昨年12月、反知性主義が「日本社会を覆い尽くしている」とツイッターに書いた。参考図書を読もうとしない学生たちに、君たちは反知性主義的であることを自己決定したのではなく、「社会全体によって仕向けられている」のだと挑発的に述べた。

佐藤優氏や後に出てくる竹内洋氏に関しては長い説明があるのに、我らが内田先生に関してはたったこれだけ。


何のこっちゃである。


そもそも人間の行動は、自己で決定しているようにみえても実はそうではないというのは割と常識的なことではないか?


だから参考図書を読もうとしないのが社会全体によって仕向けられているのだとすれば、参考図書を読もうとするのも社会全体によって仕向けられているともいえるだろう。


だからどうしたって話である。


で、参考図書を読まないことが果たして「反知性主義」などといったものなのか?「反知性主義」の定義が書いてないので内田先生が言う「反知性主義」の意味がさっぱりわからないのである。わかるのは勉強しない大学生がいるということだけだ。それが「反知性主義」なのだとしたら日本は随分昔から「反知性主義」が蔓延しているのであって、ぶっちゃけ俺も大学時代に「反知性主義者」であった。



なお、これが「反知性主義」なのだとしたら、これもウィキペディアにある「知識や知識人に対する敵意」とは全く異なる定義である。勉強しないのは別に「知識や知識人に対する敵意」があるからではないからだ。