都議会ヤジについて(その10)

「がんばれよ」「動揺しちゃったじゃねえか」は民主都議:朝日新聞デジタル


「がんばれよ」が攻撃のヤジでない可能性については昨日書いた。


リテラシー能力の高い皆様におかれましては、この程度のことは想定の範囲内のことではないかと思われますがいかがでありましょうか。


やっちゃったのは朝日新聞でありまして

 鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、たたみかけるように男性の声で「自分が産んでから」「がんばれよ」とのヤジが続いた。塩村都議が女性の不妊に関して質問した際には「やる気があればできる」との暴言も聞かれた。

複数都議がヤジ 議場の音声分析「自分が産んでから」も:朝日新聞デジタル
などと書いているのはこれが暴言であり、応援だという想定が全くできなかったからでありましょう。


それにしても、はてなブックマーク民の反応は相変わらずひどいものであります。
はてなブックマーク - 「がんばれよ」「動揺しちゃったじゃねえか」は民主都議:朝日新聞デジタル


なぜ今まで名乗り出なかったのかなどというわけのわからない批判がありますが、名乗り出なかったのは当たり前のことで、自分がゼクハラヤジの張本人として批判の対象になるなんて思いもしなかったからに決まっています。


今回の騒動は本当にわけのわからないことを言い出す人が多すぎて頭がくらくらするのであります。


なお、記事によると

 山下都議は「言葉に詰まる塩村都議を見て、自民のヤジ攻めにあっていると思い、応援した」と話す。自民のヤジの内容は「聞こえなかった」という。

とありますから、山下議員は塩村議員が自民の議員に何を言われたのか知らず、ただ攻撃されていることだけはわかったということであります。その点を見落とすとさらにまたわけのわからないことを言い出す人が出てくることになりましょう。