⇒選挙での「白票」を「社会を変える力がある」とミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」のサイトが突如出現 | BUZZAP!(バザップ!)
⇒[http://anond.hatelabo.jp/20141128102439:title=日本未来ネットワークとやらについて
これを作ったのが自民党ではないか的なことを匂わせているんだけれど、なんでそうなるの?
普通に考えれば、与党に投票したくない、でも野党にも支持したい候補者がいない。だからといって棄権するのではなくて白紙投票することで不支持の意志を表明しようってことでしょう。もちろんそれが不支持の表明となって何らかの影響力を行使することになるかといえば疑わしいんだけれども、呼びかけている人は効果があると思っているってことでしょう。
これを与党の仕業だと思うのは、「与党への批判として野党議員へ投票するかもしれない有権者がこれに賛同して白紙投票してしまう」→「野党に不利」→「与党による巧妙な罠だ」という思考をしていると思われ。要するに陰謀論である。その背景には「反自民の人間が自民に有利になるようなことをするはずがない」という根拠不明の確信があるのだろう。つまり「善意でしたことは良い結果を必ず招くし、悪い結果をもたらすものは善意でしているはずがない」という素朴な信念だ。
しかしちょっと検索すれば白紙投票を肯定している人が自民支持者だというわけではないことはすぐにわかる。まあ検索しなくても、そういう考えを持つ反自民の人がいる可能性は検索しなくても容易に想像できるでしょう。
普通に考えれば、仕掛け人が自民の可能性もゼロではないという程度にはあるかもしれないけれど、それ以外の可能性のほうが遙かに高いでしょう。
ところで今はじめて知ったんだけれど「白票系男子」という言葉があるそうだ。
⇒都知事選 石原氏当選もその裏に「白票系男子」 | web R25
そんななか、「白票系男子」ということばが誕生。これは、白票についてメディアジャーナリストの津田大介氏が6日、「白票問題は前の選挙も前の前の選挙でもツイッター同じ問答を繰り返したんだけど、意外と白票投じる派が多いんだよね……。ネットでは根強い人気があるってことなのかな」(原文ママ)と書いたところ、このツイートをRT(引用)した人物が「白票系男子」とコメントをつけたものだ。
津田氏は白票に否定的なご様子。
⇒津田大介(@tsuda)/「白票」の検索結果 - Twilog
けど津田氏(と青木大和氏)がゲスト参加してる
⇒BREAD AND ROSES 11 | 反貧困たすけあいネットワーク 運営委員のブログ
には
みなさん、政治参加してますか?やっぱり選挙で投票するのは、ノっている候補者?それとも一途に応援している候補者?というか投票したい人なんていな
い?棄権するなら、白票を入れるべきだ。エッ、投票なんてしたことない?(笑)。さてさて、みなさんはどうですか?
なんて書いてあるんですよね。この「棄権するなら、白票を入れるべきだ」というのがどういう意味で書いているのかいまひとつはっきりしなくて、主催者が主張しているようにも見える(この部分だけ疑問符がない)けれど、これは「みなさん」はそういう考えをしているかもしれないけど…という意味の可能性もなくはないようにもみえる。
(追記)
ところで例の小4の件だけど、あれって「騙すつもりだったのに稚拙だったからばれてしまった」って話になってるみたいだけどどうなんだろう?「わかる人にはわかるようにあえて作って、わかった人から『面白い』って反応が返ってくるかと思ったら意に反して批判ばかりだった」って話の可能性はないのだろうか?
(追記)
上のサイトが自民党か幸福実現党が仕組んだものだっていうのなら、きっこ姐さん実は自民の工作員説も考えるべきではないだろうか?
「投票したいと思う候補者や政党がない」という人も絶対に棄権だけはしないでくださいね。必ず投票所へ行き白票を投じてください。それが自分の意思を表わすことなのです。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2010, 7月 10
「白票を投じる」ということは無駄な行為ではありません。棄権する人が多くて全体の投票率を下がれば宗教団体などの大きな支持団体を持つ候補者が当選する確率が高くなってしまいます。これを阻止するのが白票なのです。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2010, 7月 10
※ なお投票率が低ければ固定層を持つ政党(公明・共産)が有利になるのは確かだが、白票で投票率が上がったって棄権と同じだから得票率は変化せず無意味。それどころか自民を利するの論理を使えば、他の政党や候補者に入れたかもしれない票が白票になるので、むしろ固定層を持つ政党に有利になる。一知半解の典型例であろう。