「自己責任論」はなぜこんなにも混乱しているのか?

「自己責任論」で中世に退行する日本(古谷経衡) - 個人 - Yahoo!ニュース

簡単にいえばこの「自己責任論」というのは、「(人質となった二人は)危ない地域と承知で行ったのだから、何をされても自分が悪い」というもの。

この時点で明らかにおかしい。もちろんこういうことを言う人もいるのだろう。


だが自己責任を言う人が全てこうなのではない。しかも上のような意見は「ニセ自己責任論」とでもいうべきものであって、「自己責任論」にもいろいろあってそのうちの一部にすぎないという話ですらない。


自己責任とは「自分の行動の責任は自分にある」である。ここに「悪い」なんて意味はカケラもない。


すなわち「自己責任論」を批判するのではなく、それは「自己責任論」ではなくて、誤った自己責任という用語の使い方だと批判すれば事足りる話である。


一体どうしてこんな受け取り方をするのだろうか?


1、「自己責任論」を批判するために都合の良いものしか目に入らない。


2、「自己責任論」は悪だという思い込みから、書いてもない意図を勝手に読み取ってしまう。


3、本当はちゃんとわかってるくせに、自己の主張に都合がいいからわざとやっている。


4、「責任」=「悪い」という意味だという日本語についての無知によるもの。