2011-01-17から1日間の記事一覧

髑髏盃

迹見首赤檮の話はまだつづくけれど疲れたので明日以降。 昨日の大河で「髑髏盃」の話があったのでそのことについて。 この話は『信長公記』に載っている。ただし盃にしたとは書いていない。ウィキペディアによると『浅井三代記』に盃にしたと書いてあるそう…

迹見首赤檮 (その4)

「迹見首赤檮(その3)」の続き。 物部守屋を射落としたとされる迹見首赤檮(とみのおびといちい)と、扇を射落とした那須与一の話は同系統の話であると俺は考える。 ところで、那須与一の射落とした扇は、 みな紅の扇の日いだし【出し】たる ⇒平家物語・龍…

迹見首赤檮 (その3)

「迹見首赤檮(その2)」の続き。 物部守屋を射落としたとされる迹見首赤檮(とみのおびといちい)。この話にそっくりな、そして有名な話とは、『平家物語』の那須与一が扇の的を射落とした逸話。 おきには平家船を一面にならべて見物す。陸には源氏くつばみ…

迹見首赤檮 (その2)

迹見首赤檮(とみのおびといちい)の続き。 物部守屋を射落としたとされる迹見首赤檮(とみのおびといちい)。俺はこの「いちい」という名前がとてつもなく気になる。 先に俺は「お市の方の「市」の意味」という記事を書いた。「いち」には聖と俗の中間とい…

迹見首赤檮(とみのおびといちい)

「守屋合戦」において物部守屋を射落としたとされる迹見首赤檮(とみのおびといちい)について。 同年7月、馬子は群臣と諮って物部討伐を決め、諸皇子、諸豪族の大軍を起こして守屋の本拠河内国渋川郡へ向かった。軍事氏族の物部氏の兵は精強で稲城を築き頑…