2011-01-20から1日間の記事一覧

迹見首赤檮 (おまけ)

迹見首赤檮(補足その5)の続き。 太陽を射って不幸になった話。 ⇒もぐらと太陽(岡山の民話) ⇒荒坂長者(Google 検索) あと「武乙」 ⇒武乙 - Wikipedia また、その傍ら天に向かって矢を放つということもした。最期は、武乙は黄河と渭水の間の土地で狩猟を…

迹見首赤檮 (補足その5)

迹見首赤檮(補足その4)の続き。日を招いても没落しない話 小野地健氏は日を招いても没落しない原因を王権との関係で論じているけれど、俺はそれに同意できない。 というのも、「日招き長者」の長者はただの富裕な農民ではないと思うからだ。 確かに今に伝…

迹見首赤檮 (補足その4)

迹見首赤檮(補足その3)の続き。 日を招いても没落しない話 「日招き長者伝説」は長者が没落する話なのだが、例外として没落しない話がある。 『日本民俗大系 太陽と月』(小学館)では、 愛媛県伊予郡保免町の日招き八幡、宮城県桃生郡桃生町の日招ぎ橋、…

迹見首赤檮 (補足その3)

迹見首赤檮(補足その2)の続き 捕鳥部万の死体を朝廷は八つ裂きにして八カ国に曝せと命じた。 ところで、江戸時代に書かれた『広益俗説弁』に「垂仁天皇御宇八つの日出しを射落さしめ給ふ説」という記事がある。 俗説云、垂仁天皇の御宇に九つの日輪出でし…

迹見首赤檮 (補足その2)

迹見首赤檮(補足その1)の続き 捕鳥部万について。 捕鳥部万と聞いても「誰?」って話。ウィキペディアの説明も短い。 ⇒捕鳥部万 - Wikipedia しかし、「守屋合戦」で物部守屋が迹見首赤檮に射ち落とされた後の、捕鳥部万の記事はむちゃくちゃ長い。 物部守…