迹見首赤檮 (おまけ)

迹見首赤檮(補足その5)の続き。


太陽を射って不幸になった話。


もぐらと太陽(岡山の民話)
荒坂長者(Google 検索)


あと「武乙」
武乙 - Wikipedia

また、その傍ら天に向かって矢を放つということもした。最期は、武乙は黄河渭水の間の土地で狩猟をしているときに雷に打たれて、手の施しようも無いまま即死したとされている。

武乙(ウィキペディア中国語版)

武乙又命左右用皮革制作了一个囊袋,裡面盛满血,悬吊于空中,拉满弓,仰天射它,说这是“射天”。

血を入れた革袋を空中に吊るして射たという話。「革袋=太陽」と見做したということ。



それと日本には「おびしゃ」という神事がある。
おびしゃ - Google 検索
「おびしゃ」=「御日射」(「御歩射」「御奉射」などとも書く)だけど、これは太陽の死と再生を意味している模様。こちらは不幸になるわけではない。