2013-06-04から1日間の記事一覧

「共通認識」を生み出そうとする努力をしない人、それが内田先生

内田先生かつてかく語りき つねづね申し上げているように、私の判断の多くは「経験的事実」に裏打ちされた「直感」と「論証なき決断」によって構成されている。 どの「事実」を「経験的にたしかなこと」として選択するかは私の判断に委ねられており、であれ…

EUは?

グローバル化といえばEUという実例があるわけだけど、実際のところどうなってるの? 2004年の記事だが「欧州共通歴史教科書」というのがあるそうで、 他方、副読本として用いられるケースはあるものの、現実としてこの教科書を採択する国はなく、また内容…

内田批判その他

この手の話にはなるべき首をつっこみたくはないんだが この論法は「慰安婦制度」について、どの国にも似たような制度があると言い募った大阪市長のそれと同じである。 誰もが自己利益のために行動している。私はそれを咎めない。だから、諸君も私を咎めるな…

万人の万人に対する闘争とグローバル化

万人が万人の歴史認識を持つことによって内田先生のいうような「シニスムが深く浸透」するなんてことは決してない。それによって起こるのは「万人の万人に対する闘争」である。 ※ちなみにシニスムとは 1 ギリシャ哲学で、キニク学派がとった立場。 2 社会の…

異なる歴史認識と共通認識

⇒歴史記述について (内田樹の研究室) 内田樹という人間は、少し考えればおかしいことが明瞭な話を、小難しくて、それでいてどこかで聞いたことのあるようなもっともらしい主張を織り交ぜて語り、よく意味はわからないが結局のところ我々の味方なんだろうと思…