2017-07-22から1日間の記事一覧

古文書解読(その4)

書き忘れがあったので追記。 ご教示ありがとうございます。「細事」は気づきませんでした。後文の「証し」とどう繋がるかという点と、この文書では「事」が閉じられた表記なので「さい事」となる点、葛西・岩付は結城と小田との境目ではない点、といった部分…

古文書解読(その3)

高村不期さんの記事によれば、『北条氏康の子供たち』(宮帯出版社 2015年)所収の「浄光院殿― 足利義氏の室」(長塚孝)に 天文19年のこと、結城政勝は若君が六月に葛西か岩付へ移座する可能性を問い合わせている(「結城家譜草案」『埼玉県史料叢書』12)…

古文書解読(その2)

引き続き私訳を続けるべきだが正直しんどい。 たゝいかやうにあつてもうつし被申あるましき、御ゆふと存申候、 ※ 「御ゆふ」の意味がわからない。大意は「北条氏康の出兵は御移りの障害となるという公方の考えは何があっても動かしがたい」ということだと思…

古文書解読(その1)

⇒専門家解釈との差異 - re:know にある古文書解読にチャレンジ。なお俺は関東の歴史に全く無知。 わさと申上候、さては一日御文くたし給候、かたたよりにて候ほとに、御返事にて申さす候、さてはわかきミさま御うつり、六月ニさたまり申候や、御めてたく候、…